整えることの中身
“整える”
様々なスクールで
よく聞く言葉です
それぞれに
目的やテーマがあるかと思います
詠春拳 鍊武院にも
もちろんあります
ですがその前に
我々
詠春拳 鍊武院では
すべての行動に
意味と意義を問います
整えるとは
何なのか
整えるために
何をするのか
そして
何のために
整えるのか…
まず
気づいてほしいのは
頭の重さ
想像より重い
しかも
身体の頂点にある
直立二足歩行の
私たちにとって
きわめて不安定な位置です
その重さを
始めに受け止めるのが
第一頸椎
環椎・アトラス
そして
第二頸椎
軸椎・アクシズ
回旋を担います
支える骨と
回る骨
ここが固まれば
たちまち全身は緊張します
アトラスとアクシズが
本来の役目を果たしているか
自由であるか
そして
その下へ
頸椎
胸椎
腰椎
頭の重さが
無理なく通っているか
さらに
五つの仙椎
いわゆる仙骨
そして
忘れられがちなのは
尾椎
尾椎は
小さな骨ですが
重さの行き着く先
鼠蹊部
ここが詰まると
脚は自由を失います
締める
固める
それは
流れが止まるだけ
膝
足首
土踏まず
踵と足指
そこで
ようやく
地面と出会う
整えるとは
この通り道を
止めないこと
首で止めない
肩で受けない
腰で踏ん張らない
鼠蹊部を締めない
膝を曲げない
足首を固めない
重さが
静かに
足裏まで届く
すると
あの不安定だった
頭の重さが
いつの間にか
しっかりと支えられ
落ち着いていることに
気づきます
不安定を抑えようとしていた
余計な働きが
少しずつ手放されていく
『 二字鉗羊馬(イージーキムヨンマ) 』
詠春拳の基本の立ち方
その時
脳は
ほんのわずかに
自由になる
無理に力を入れなくてよくなる
そしてそこに
『 安心 』
が生まれる
『 整う 』とは『 安心 』
安心するから
力を足さない
『 安心 』とは『 安定 』
力を足さないから
流れは止まらない
それを我々は
『 脱力 』
と呼びます
力を抜こうとすることではなく
整った結果として
自然に現れるもの
小念頭へと…
次回は
その『 脱力 』について
もう少し掘り下げましょうか
🙇♂️
このブログでは
日々の稽古の中で感じたことや
対面での声掛けよりも
もう少し丁寧にお伝えしたいこと
また
誤解や曲解を招きやすいこと
なども含めて
少しずつ残していければと思います


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