第2回

【 なぜ、ゆっくり なのか 】

「詠春拳」と聞くと

「速く動く武術」

だと思っていませんか?

 

素早く打ち

素早く避け

素早く反応する。

 

強そうで

かっこよく見えますよね。

 

映画やドラマの影響で

手のスピードや技の多彩さを

イメージされる方も多いと思います。

 

確かに

私の動きも

映像では早く見えることがあります。

 

技をお掛けした際に

「早くて見えなかった」と

言われることもあります。

 

でも

素早く技を繰り出しているのではありません。

 

もちろん

パワーやスピードで

無理に加速しているわけでもありません。

 

では

なぜ速く見えるのか。

 

答えは

 

ゆっくり動いているからです。

 

 

……と言うと

 

空気が一瞬止まります。

 

だいたい

「は?」という顔になります。

 

ええ、わかります。

 

私も

まったく同じことを思っていましたよ。

 

実感するまでは。

 

 

では

何故早く見えるのでしょうか。

 

 

人は

速さを追いかけると

無理をします。

 

いっぱい

頑張っちゃいます。

 

ですよね?

 

はじめはいいでしょう。

何とかなるから。

 

でも

だんだんキツくなって。

 

そのうち無理を始めます。

 

無理をしはじめると

きっと

どこかが崩れます。

 

 

それは

どこ?

 

心も身体も。

 

 

詠春拳は

誰のための武術だと

言われていますか?

 

女性や

お子さん

そして

ご高齢の方。

 

では

詠春拳は

その方々が

圧倒的なスピードや

強いパワーを発揮する事を

前提にしているのでしょうか。

 

詠春拳に必要なものは

何なのでしょうか。

 

技の多さでしょうか。

手数でしょうか。

持てる少ないパワーを

出し切ることでしょうか。

 

他の誰かを屈服させるために・・・

 

 

 

我々、詠春拳 鍊武院では

 

 

まず

整えること。

 

そこから始めます。

 

 

『身体を想い、そして起こす』

 

 

整えるとは

無理をしないこと。

 

無理をしないということは

身体の仕組みに逆らわないこと。

 

整ってくると

余計な力を足す必要がなくなる。

 

今あるものが

そのまま働き始めます。

 

それに

気づけるかどうか。

 

  

速さを目指したのではありません。

 

速さは

「副産物」でした。

 

 

 

では

 

次回は

『整えること』

 

その中身について

少しお話しします。

 

🙇‍♂️

明日から

東京での月例稽古会での指導の為

飛行機で出張です🛫

皆さんの成長が毎月の楽しみ╰(*°▽°*)╯

先月の続き

仕上げちゃいましょう😆